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vol.15-4

予防レベルに応じたメンタルヘルス

子どもたちのこころのケアに携わるなかで、教育現場での仕事にも興味があったことから、医療と教育を結ぶWelcome to talkに参画しました。


Welcome to talkオンライン健康相談の専門家スタッフには精神科医の先生がいることも大きな魅力でした。子どもたち本人の状況によって、医師との連携が図ることができます。ご相談のなかで、眠られない、食べられない、考えが止まらないなど精神疾患に類似する身体的症状が出ている場合は、医師につなぎ、症状に応じた医学的なアドバイスやリスク評価を受けることができます。保護者や教職員から見た状況も伺いながら、子どもたちにとって安全安心の環境を整えやすい仕組みだと感じます。


ほかの病気と同じように、こころの病も早めの処置や適切な対応が必要です。悩みや不安が大きくなる前に、私たちこころの専門家に気楽に相談していただければと思います。


リモートワークやリモートサービス、オンライン授業など社会全体のオンライン化は今後ますます進化していくでしょう。デジタル世代の子どもたちにとって、オンラインは本当の気持ちを話しやすい場であるように思います。なぜなら、現実とは少し違った枠組みを感じやすく、ネガティブな思いを吐き出し、シャットダウンしたら気持ちを切り替えることができるから。ツラくてなかなか動けないときは、オンラインの手軽さも魅力です。


一時収束しかけたかと思われたコロナ禍も、オミクロン株の感染爆発で学級閉鎖や休校・休園が続いています。友だちと自由に遊んだり勉強したりできないなか、子どもたちは自分でも気づかないうちにたくさんの我慢をしているのはないでしょうか。


悩みや不安を抱える子どもたちへ。
案外、人と話すだけで、自分の気持ちや考えを知ることができます。話す内容は、その日の出来事でも、好きなことでも、気になっていることでも何でもいい。モヤモヤした気持ちのときは、信頼のおける誰かとぜひ話してみてください。その誰かに私がなれる日をWelcome to talkでお待ちしています。

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私のリラックス法

ドラマ・映画鑑賞/ゲーム

家のソファでドラマや映画を観たりゲームをしたり。ほどよい集中力で充実した時間を過ごせます。食べ物を扱う、軽いタッチのヒューマンドラマの映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』がオススメ。ゲームは対戦型ではなく一人で戦う派。最近はドラクエや桃鉄を楽しんでいます。

<この記事を書いた人>

Takezawa Aya
臨床心理士・公認心理師
竹澤 綾
Takezawa Aya
略 歴
埼玉県出身。大学心理学部では、家族療法の研究室に所属。卒業後、IT企業に就職し、プログラマーとして働く。結婚を機に退職し、出産・育児を経て、30歳で国際医療福祉大学大学院に入学。東京都ひきこもりサポートネットにてメール・電話・訪問相談に応じる。2019年、東京大学TICPOC受講。現在は、子ども家庭支援センターでの育児相談、保育所等の巡回相談、いのちの電話スーパーバイザーのほか、小児科クリニックにて幼児期から思春期を対象にカウンセリングや心理検査を行っている。
専門分野
幼児期・児童期・思春期
発達臨床心理学
趣 味
キャンプ/編み物

キャンプでは自然に囲まれてゆっくり過ごすと頭がスッキリします。黙々と集中できる編み物は、適度な疲れも心地よい。麻ひもで作ったかごバックは重宝しています。
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