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vol.14-4

こころのオンライン健康相談

ネガティブな気持ちを人に話すことは弱いこと、家族に関することを他人に相談するのは恥ずかしいことだ。お家文化の日本には、そうした考えが無意識にすりこまれているように感じています。かくいう私自身も、その無意識の呪いにひっぱられるときがあります。


個人や家族に起こっている問題や悩みは、その当事者ではなく、社会システムの問題がひき起こしているケースが多々あります。社会の縮図である個人や家族だけが問題を抱えてしまう理不尽さに別のシステムからアプローチしたい。そんな思いから、学校向けにメンタルヘルスケアサービスを展開するWelcome to talkの専門家スタッフに加わりました。


もっと気楽に専門家に相談できる日本社会へ。


そのための方法として、ICTを活用したWelcome to talkのオンライン健康相談は大きな突破口になると考えています。リラックスできる場所から、自分のペースで話せることは、相談へのハードルを下げることにつながるでしょう。学校の先生方や保護者の方と連携しながら子どもたちをサポートできるシステムづくりに貢献していきたいと考えています。


普段は母子相談員として出産・育児相談ほか、女性相談をお受けしています。高校生や大学生からの思春期相談も増えています。


利用者の生徒・学生のみなさん。なんだかこのことが頭から離れないな、体の調子がいつもと違うなと変化を感じたときは、一人で悩まずにご相談ください。知らない人に話すことで見える糸口もあります。気持ちがスッキリすることもあります。Welcome to talkで優しく温かいこころの専門家集団がお待ちしています。

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好きな言葉・格言

「悲しみを知った分 優しくなれる」

もともとは歌詞の一節でしたが、常にこころのなかにある言葉です。生きていくなかで、辛く悲しい思いをすることもありますが、絶望のフチから上がったとき、見える景色が変わります。悩みながらも自分と向き合った人ほど優しい。身をもって感じる言葉です。

<この記事を書いた人>

Kuboshima Marie
公認心理師
窪島 麻里江
Kuboshima Marie
略 歴
島根県出身。お茶の水女子大学生活科学部(発達臨床学講座) 卒業後、人材派遣会社に勤務。営業職として派遣スタッフの仕事紹介、相談業務に従事。その後、結婚、出産、育児を経て、東京都ひきこもりサポートネットの立ち上げメンバーに加わる。メールや電話、訪問により、ひきこもりでお悩みのご本人やご家族からの相談に応じる。同時に、いのちの電話メール相談のスーパーバイザー職を兼務。現在は、母子相談員として出産・育児相談のほか、思春期相談にも対応している。
専門分野
思春期・青年期
ひきこもり相談
女性相談
趣 味
ヨガ/ボードゲーム/お笑い

週1回のヨガを続けています。ヨガの先生がつくり出す空間はリラックスそのもの。こころとからだのバランスが整います。自宅にボードゲームは200個ほどあり、頭を切り替えたいときにオススメ。お笑いも大好きで同郷のかまいたちファンです。
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