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vol. 7-4

Welcome to talkはメンタルケアのパートナー

オンライン健康相談で相談する先生は、予約ページのプロフィールや一言メッセージを参考に決めています。小中等部の生徒の場合は、スタッフが子どもたちの状況や性格を考慮して案内しています。高等部の生徒の場合は、基本的に本人たちに任せています。

 

心理士の先生か医師の先生かで迷っているときは、話をすることで気持ちを和らげる場合は心理士、医学的な知識や医療連携が必要かどうかのアドバイスの際は医師というように、生徒の状態や相談内容によって勧めています。

 

本学苑はオンライン授業をはじめオンラインでの支援も多いため、特に高等部の子どもたちはオンラインで相談することへの心理的なハードルは低かったように思います。もともと学習指導の先生やボランティアの方は海外在住の方が多くいらっしゃいます。オンライン上であればどこにいても関係ない。話す相手が医師や心理士の先生に変わっただけ。そんな感覚かもしれません。

 

健康相談後の報告書は、スタッフとのミーティングや保護者面談で活用させてもらっています。子どもたちの支援の方向性を考える判断材料になっています。

 

不安や心配事を抱える子どもやご家庭にとっても、気軽に専門家に相談できるツールがあることは大きな安心感につながります。最近では、公立小・中学校の先生との連携も増えてきました。学校との連携の際にも専門家のアドバイスは心強いです。

 

精神科は近くに医療機関があっても、うわさを恐れ、離れた場所を選ぶ方もいます。もちろん地域密着型の先生が小さい頃から本人を知っていてプラスに働くこともありますが、よく知っている先生だからこそ本音を言いづらいケースもあります。

 

いずれにしても、相談を躊躇して事態が悪化することを一番避けたい。早い段階で相談なりアドバイスをもらっていたら違っただろうなという子どもたちを見てきました。

 

早期発見や早期支援はメンタルケアで最も重要です。

 

これからもオンラインを活用したメンタルヘルスケア対策を強化していきたいと考えています。

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教育の特徴4

「通信制高校との連携」

通信制高校支援コースは、本学苑と提携している通信制高校へ同時入学し、3年間で高校卒業資格の取得をめざすコース。卒業に必要な学習の支援に加え、本学苑独自のカリキュラムや体験講座を通じて、一人ひとりの個性を活かしながらサポートしています。

<この記事を書いた人>

Shirama Masaki
花鶏学苑 学苑長
白間 正基
Shirama Masaki
学校紹介
花鶏学苑
2016年4月、国際NGOのサポートを受けて開校。「慈愛」「希望」「自由」を校訓として、小学生から高校生までの不登校や引きこもり、集団生活が苦手な子どもたちを支援。オンライン環境を最大限に活用し、岩手県や宮古市、広域通信制高校と連携しながら、児童生徒や保護者からの悩み相談、学習支援、進路サポートなど積極的に取り組んでいる。
https://atori-gakuen.com
所在地
岩手県宮古市神田沢町1-6
理念/建学の精神
「一人ひとりの想いを大切に。未来に向かって共に歩む」
生徒一人ひとりと向き合いながら個性を伸ばし、他者をいつくしむ平和と善の心と、豊かな人間性を養う共育をめざします。
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