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vol. 4-4

教育と医療。良き支援者であるために

いつの時代も変わらないのが、子どもたちのこころの病は生まれながらのものではないということ。


内科では生まれつきの病気もありますが、精神疾患は、子どもたちが持って生まれてくるのではなく、何かしら外部からの影響を受けた“情報病”です。それが、時にメディアだったり、周りの大人だったり、社会だったり。子どもの発達障害も急に増えたわけではなく、もともといた子どもたちがラベリングされているだけのように思えます。


発達障害は、疾病ではなく障害のため、ある社会ではうまく適応して生きていける。だからこそ、子どもたちと接する周りの大人の関わり方がとても重要になってきます。


精神疾患に関しては、病院に行くと病気に仕立て上げられるのではという偏見がありますが、例えば障害と診断されたうえで、いかに教育的アプローチと医療的アプローチを組み合わせていくのか。医療は診断したら終わり、教育は校医やカウンセラーに任せたら終わりではなく、双方が連携し、専門家として子どもたちに関わっていくことが大切だと思います。


子どもたちの成長は、家庭だけ、教育だけ、医療だけ、地域だけ、ではなく、一体感あるコミュニティとして育てていかなければいけない。子どもたちから見れば、教育と医療の役割の違いは関係なく、子どもたちにとって良き支援者であればいい。そのためにも教育の先生方とは勉強会等を通じてコミュニケーションを図っていきたいと考えています。


海外勤務時は広域を対応しており、現在も各国の医務官とのやり取りがあるため、個人的にはオンライン相談には馴染みがあります。

 

Welcome to talkのオンライン健康相談は、学校保健の分野で有用で画期的な試みだと思います。


学校保健も産業保健も目的は「予防」です。オンラインは、時間と場所を選びません。相談の気軽さ・手軽さを最大限に活用して、相談して良かったと思える方が一人でも増えると嬉しく思います。


こんなことを相談してもいいのか?など躊躇せずに、ぜひ気軽に相談してください。

私のリラックス法

お風呂と旅行

気分転換したいときはお風呂に入ります。もしくは、旅に出ます。海外赴任先でも住まいはまず湯船があることが最重要事項(笑。
温泉療法医として全国各地の温泉を巡る研究はとても楽しいです。コロナ禍の今は、近場の温泉施設に通っています。

<この記事を書いた人>

Yoshida Tsunetaka
精神科医・臨床心理士・公認心理師
吉田 常孝
Yoshida Tsunetaka
略 歴
大阪府出身。関西医科大学医学部卒業後、同大学精神神経科学教室に入局。翌年、同大学院入学。精神病理学のほか、放射線科学教室に学内留学し、当時先駆けとなるニューロイメージングの研究に携わる。大学病院にて「物忘れ外来」「家族会」を立ち上げ、認知症の臨床や研究、家族支援に従事。精神病理学の臨床研究として、摂食障害を中心に思春期の症例を取り扱う。関西外国語大学精神科学校医としても勤務。大学病院高度救命救急センター勤務後、2008年に外務省入省。在ニューヨーク総領事館を含む4カ国の海外勤務を経て帰国。2019年より外務省診療所健康管理医(産業医)。
専門分野
リエゾン精神医学
老年精神医学会
産業精神医学(職場のメンタルヘルス)
臨床心理学
温泉療法医
趣 味
ラグビー/旅行
学生時代のポジションは主にプロップやフッカー、ケガ人が出ると時おりフランカー。旅行の趣味が高じて「温泉療法医」を取得。
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