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こころの専門家リレーメッセージ
オンライン健康相談の活用
精神科医・消化器内科医
落 裕太
Welcome to talkの学校向けオンライン健康相談は、学校メンタルヘルスケアの補完的な役割を担うため、学校現場のクラス担任や養護教諭の先生方との連携が鍵になると考えています。
相談内容を限られた時間内にスピード感を持って共有し、どのように生徒や学生にアプローチをすればいいのかについてアドバイスする。私たち専門家スタッフが学校それぞれの校風も理解することも大切でしょう。生徒・学生の些細な変化を見逃さず、関係各所と情報共有することが効果的な連携につながると思います。
実際、勤務病院で10代の患者さんを受け持つときは、本人の了解を得たうえで、クラス担任や養護教諭の先生に連絡を取り、情報共有を行うよう努めています。素早い対策が状況改善につながり、そしてなにより生徒・学生本人の信頼を得る近道だと思います。
Welcome to talkの「オンライン健康相談」では、相談後、報告書を通じて相談概要や次のステップ(約1か月の経過観察、2週間後の健康相談など)、生徒指導などのアドバイスを行います。「○○を注意してあげてください」と、なるべく具体的なアドバイスを心がけます。
「人生思った方向にしか向かわない」
これは私が常に感じている言葉です。人生にはさまざまな苦難があり、自分が思い描く人生に向かっていないのではないかと不安になるときがあります。そして、一人で悩んでも解決できないことはいくらでもあります。それを乗り越えるために、若いときに小さな失敗を数多く体験することをお勧めします。「失敗したらどうしよう…」という不安は、いかに失敗しないように行動するかに変わってしまいます。
かくいう私もこれまでたくさんの失敗を重ねてきました。失敗を恐れることはありません。私はみなさんの代わりに困難を乗り越えることはできませんが、お手伝いすることはできます。
一度相談してみませんか?お待ちしています。
『人は話し方が9割』
2019年9月発売/著者:永松 茂久/出版社:すばる舎https://www.subarusya.jp/author/a201314.html
正直に言うと私は一人の人間としてコミュニケーションがあまり得意ではありません。日常が私にとって最高のコミュニケーションのトレーニング場です。この本は、中田敦彦さんのYouTube大学で紹介されました。コミュニケーションを行ううえで、円滑に物事を進めるための話しテクニックについて解説されています。
<この記事を書いた人>
うつ病全般
中学から大学までずっとラグビーを続けていました。今はもっぱら観戦側。現在のルーティーンは週3回の7kmジョギングです。