BLOG

vol.25-4

頑張ろうとする時期に敢えての休息を

新年度を迎える4月やGW明けの5月は、新しい環境への期待と不安が入り交じる時期。この期間は心身の不調を訴える児童生徒が比較的多い時期と言われています。
環境が変わることをきっかけに前向きに過ごせるようになる子どももいれば、変化への適応に苦労して疲れを溜め込んでしまう子どももいます。誰しもが「頑張ろう」とする時期なので、「休息やリフレッシュ」を意識して過ごせると良いでしょう。


ご飯を食べる、寝る、お風呂に入る、好きな音楽を聴くなど、普段していることをいつも通りに行いましょう。 当たり前のことができなくなったり、楽しめなくなったらSOSサイン。意識してリラックスできる時間をつくってください。


クラス担任の先生方は、できるだけ早くクラスの生徒をまとめ、良い流れを作りたいという気持ちをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。子どもも大人も頑張りすぎると視野が狭くなってしまいます。「ゆったりと」子どもたちを眺める時間ももっていただけたらと思います。


カウンセリングを受けるにあたっては緊張や不安を抱えている方が多いと思います。自信がないことや傷ついた体験を話すことは、とても勇気がいります。そんな気持ちを抱えながらもカウンセリングの予約を入れて、来てくださったことに感謝する気持ちで接しています。


この4月からWelcome to talkこころの専門家として参画しています。学校や専門の相談機関にいるスクールカウンセラーは、学校に来ることができない生徒とお会いすることはできません。「相談したい。専門家の人と話をしてみたい」と思っているにも関わらず、その場所に行けないから相談できないのは残念なこと。ネット環境があれば「相談したいときに相談できる」というのは心強いシステムだと思います。


Welcome to talk スクールメンタルヘルスケアサービス導入校の生徒・学生のみなさん、まずは「お試し」のつもりで活用してみてください。オンラインでお待ちしています。

お問い合わせ
私のリラックス法

ストレッチ/ヨガ

寝る前にストレッチやヨガをしています。ルーティンがあると「いつもより疲れているな」「今日は余裕があるな」など、自分で気づくことができます。疲れや体の硬さを感じるときは、いつもより念入りにストレッチして体をほぐしてから寝るようにしています。

<この記事を書いた人>

Hamaguchi Ai
臨床心理士 公認心理師
濱口 愛
Hamaguchi Ai
略 歴
山口県出身。京都教育大学大学院教育学研究科修了。大学院修了後、総合病院の臨床心理士として入院・外来患者の心理検査やカウンセリングを行う。小児科の発達外来では子どもの支援体制の整備を担当。緩和ケア・認知症ケア・心不全チームなど、チーム医療にも携わる。企業人事課では、職員のストレスチェックや職場環境改善、研修など職員のメンタルヘルスケアに従事。現在は、小中学校のスクールカウンセラーとして児童生徒のカウンセリングや、教職員や保護者の相談に応じている。
専門分野
病院臨床
発達相談
認知行動療法
趣 味
映画鑑賞(ヒューマンドラマ系)/ヨガ/カフェでゆっくり

良い映画には名言がつきもの。アニメでもミステリーでもキャラクターが放つ名セリフに感動します。去年のイチオシは『THE FIRST SLAM DUNK』でした。家の近くのカフェのソファ席でゆったりするのも好き。無心になってリラックスできます。
関連記事3