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こころの専門家リレーメッセージ
思春期世代のコミュニケーション
精神科医
角 朋世
自分の気持ちを見つめて言語化するのは誰にとっても難しいこと。
カウンセリングではその難しいことを子どもたちに行ってもらうことなので、なるべく緊張感なくリラックスして相談ができるよう心がけています。
専門家に相談する敷居が低いことがWelcome to talkオンライン健康相談の強みだと感じています。1人で抱えて深く考えすぎてしまったり、間違った方向に走って事態を深刻化させてしまう前に、完全な正解でなくても望ましい方向で、少なくとも状況がマシになるようなお手伝いができればと思います。
医療機関の診療では、予約自体も億劫になることがあるでしょう。迷っていてもオンラインで自室から相談ができるのは、相談への敷居が低くなると思います。
しんどい思いやツライ気持ちがゼロにならなくても、迷走しないように手助けできたらと思っています。「私は絶対これ」と頭でっかちになったり、ストレス発散でやっていることが健康を害した結果になっていたり。グルグルとした渦に巻かれないよう、サポートができたらと思っています。
また、同世代との人間関係やコミュニケーションに悩んでいる方も多いかもしれません。友人に頼られすぎて…、死にたいと連絡があって…、彼女・彼氏に振り回されて…、でも私がなんとか助けてあげたい。
一人の人間を一人の人間だけで助けることはほぼ不可能です。
知識を持った精神科医や心理士でさえも、1人だけでできることはとても限られています。
自分の限界を知り、周りの信頼できる大人に相談してみてください。一人の人とのコミュニケーションのために視野を狭めてはいけません。まだまだ小さなコミュニティです。
彼女が助けられない自分がダメではありません。人間関係で悩んだとき、視野が狭くなってないか?と改めて自問してみてください。
今はメンタルヘルスに関する情報があふれています。自分のこころに関心を持ったり調べたりするのは良いことだと思いますが、あまりに情報がありすぎて、かえって混乱したり、逆に悩みを深めてしまっているケースも多い気がします。
悩みを解決するのは当事者の本人です。だからこそ、その解決をサポートする“お手伝い”の立場で接していきたい。思春期世代の生徒さんが普段接していない大人からの意見を聞いてみるのも良い体験になるでしょう。
Welcome to talkの相談時間は45分。ゆとりを持って自分の悩みを言語化しやすく、ネット世代にとっては対面よりもオンラインの方がリラックスして話すことができると思います。
なんとなくモヤモヤしているけど、どうしていいかわからないなぁと考えている生徒学生のみなさん。モヤモヤが大きくなる前に気軽に相談してみてください。
Welcome to talkオンライン健康相談でお待ちしています。
「音楽を聴きながらウォーキング」
激しい運動は苦手ですが、いろんな場所を歩き回るのは好きなので、その時々の気分に合わせて音楽を聴きながらのウォーキングが気分転換になっています。季節ごとのプレイリストを作成するのも楽しい。歩いた分だけポイントが貯まるスマホアプリもあるので、そのポイントを貯めることも密かな楽しみです。<この記事を書いた人>
3歳からクラシックバレエを始め、中高はストリートダンスにハマり、大学ではダンスサークルに所属していました。今はダンスを“観る”方が多くなりましたが、音楽を聴きながら身体を動かすことは大好き。マンガは電子書籍でいろんなジャンルを楽しんでいます。