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導入校の声
キャリア相談と健康相談
学校法人 吉田学園
専門学校総合事務局
久保田 康裕
就職に直結した学びを重視する専門学校では、実習や演習を重視したカリキュラムを通して実践力や応用力を身につけます。入学時から実践教育と並行して行うのがキャリア教育です。
学生の希望や適性に合った就職をサポートするため、個別面談を実施しています。その業界でどんな活躍をしたいのか、経験やキャリアを積んだ10年後、20年後を見据えて今やるべきことを学生と一緒に考えていきます。実際は、目の前の授業や国試対策でいっぱいの面もありますが、先を見据えて今を取り組むことを大切にしています。
学生が抱える悩みについては、専門学校8校すべてにおいてクラス担任制を採用し、学生本人とクラス担任、保護者と連携を図りながら対応しています。
一方で、悩みを抱える学生にとっては、周囲に話をしづらい場面も多くあるように感じられます。
話すことで悩みが拡散されるのではないか?決めつけられるのではないか?というおそれ。
そんなときは、第三者に気軽に相談ができる、Welcome to talkオンライン健康相談を提案しています。第三者であることに加え、Welcome to talkの相談員は医師・心理士という“こころの専門家”。オンラインでつながり、安心して話ができる空間があります。
若者に限られたことではありませんが、メンタルヘルスに関する社会問題は「予防」に対する意識が低く、病気や不調が生じてからの対策として考えられている点にあると思います。漠然とした悩みであっても、些細なことであっても、相談できる環境を整えることが教育場面においてもメンタルヘルス対策においても重要と考えます。
Welcome to talkは、家庭内や友人との人間関係の悩みや、勉強や試験勉強がはかどらない、将来に対する不安など、さまざまな場面において利用されています。
利用した学生からは
「こころの専門家といろいろな話をすることで少し気が楽になった」
「的確な医学的アドバイスがもらえた」
「モヤモヤしていたことが解消された」
という声が寄せられています。
約2,200人の学生は専門学校8校の校舎に分かれているため、ポスターやICTを活用した掲示板案内、携帯カードの配布を通して、学内周知を行っています。現在は学生中心で利用していますが、2022年度より、保護者の方にも利用の範囲を広げ、オンライン健康相談についてお問い合わせをいただくようになりました。
「多様な進路に向けたキャリア教育」
入学後の早期から多種多様な職業理解を深め、学習に対する明確な目的意識を持てるよう、適性や希望に合った職業を選び、キャリア形成につなぎます。<この記事を書いた人>
専門学校総合事務局
https://yoshida-g.ac.jp