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2018年6月 「第114回日本精神神経学会学術総会」シンポジウムにて発表

2018年6月21日から23日までの3日間、神戸国際会議場にて開催された、日本精神神経学会学術総会のシンポジウムに、当社代表の関﨑 亮はシンポジストとして参加しました。

今回のシンポジウムのテーマは「人工知能時代のインターネット支援型認知行動療法の可能性」。関﨑は、学校法人運営の経験と、医師・医学博士としての知見を踏まえ、「インターネットを活用した今後の学校保健の在り方」をテーマに発表。教育現場におけるインターネットを用いた認知行動療法の活用や、オンライン健康相談サービスの試験的取り組みについて紹介しました。

児童期から思春期にかけて発症する精神疾患は、海外では大きな関心が集められ、早くから疾病予防のための啓蒙活動や集団心理教育等が教育現場に取り入れられてきました。日本国内においても、学校生活において生活習慣の乱れ、いじめ、不登校などのメンタルヘルスに関する課題が指摘されています。解決策として、学校場面における予防活動がありますが、対象者への適切なケアや、精神的不調に関する保健教育は提供されているとは言えません。

シンポジウムでは、教育現場の現状・課題に触れ、いかに保健教育を実施する時間を確保するか、いかに早期発見・早期支援を実現するかについて講演。児童生徒を取り巻く環境について各専門家の知見を交えながら、教育現場におけるメンタルヘルス対策を考察する貴重な機会となりました。

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